外壁を考える

-1-1024x819.png)
屋根の形や、その素材について前回お話ししましたが、素材についてもう少し解説します。
屋根材を選ぶ時に考えたいのが、材料の重量と素材の耐久性を合わせて考えると長持ちするまた、地震に強い建物になります。
デザインももちろん考慮したいところですが、素材を比較していくと其々長所と短所があるので要チェック!
率直に申し上げますと、使っていただきたい材料は、おおよそ2種類です。
1.瓦(陶器瓦)素材は陶器です。(スレートやセメント系の瓦ではありません。)
陶器瓦は、焼き物で釉薬が塗ってあり対候性に優れ外部から衝撃が加わらない限りわれたりひび割れもありません。
昔は、瓦ぶきと言えば屋根に泥を乗せて施工するのが主流でしたが、重量がかかり地震対策に宜しくない為、近年では、ステンレスの釘やビスで固定する方法が取られています。
瓦と言えば一枚一枚を重ねて葺いていくため瓦には適正な屋根の勾配角度が必要です。
屋根勾配は、一般的な陶器瓦であれば、3.5寸勾配以上の傾斜のある屋根をお勧めします。
3寸で葺ける瓦も登場してきていますが、勾配が強いということはそれだけ雨のはけが良くなるわけなので、
速やかに流れる勾配が欲しいです。
冒頭に、スレートやセメント系でないと記載したのは、この2種の素材は、酸性に弱く完成品には塗装が施されています。その塗膜が経年劣化することにより、素地が露になると強度が低下し、防水性もなくなっていきます。
従って、この2種類の屋根素材は塗装の塗り替えを外壁の塗り替えと同じく行っていただく必要があり、劣化してそのままにしておくと、軽い荷重がかかるだけでも割れてしまう可能性があります。
価格は、陶器瓦よりはリーズナブルではありますが、メンテナンスの面からすると、ランニングコストがかかると言う事になります。
2.金属屋根(板金屋根)
上のイラストにあるガルバリウム鋼板の屋根と横葺きの屋根を同じと考えてください。
素材は、ガルバリウム鋼板と言うアルミ合金の平板を加工して屋根として使うものと、少し高価になりますが、
カラーステンレスを使い、屋根として使用することもあります。
共に、材料が軽く、対候性、耐水性が良いため最近は良く出回っています。
デザインがシンプルになりやすいですが、それが現代では受けが良いかもしれません。
屋根の納め方として、継ぎ目が少なく雨仕舞を考えた作りになっているため、比較的緩い勾配の屋根にも利用できます。最低勾配角度を1寸程から利用できます。
短所は、金属と言えば熱をお伝え易い事と雨音が伝わり易いというところです。
材料の裏側に音の緩和と断熱を併せ持つ「ペフ」と言うウレタン系のシートを張って施工するとより快適になります。更に屋根や天井裏の断熱材選びにも気を使いましょう。
※ローコスト住宅によく利用しているアスファルトシングル葺きは、安価ではありますが長く住む建物としては、
こちらもメンテナンスが必要で、比較的築年数が浅い段階で葺き替えなどの工事が必要となるケースが多いです。
イラストの右下にあるコメント「デザインも大事だけど、長く安心して暮らせることが一番大切だよね」
全くその通りだと思います。
New Post最新記事